クレンジングによく書いてある界面活性剤とは?

投稿日:2017-06-12 更新日:


界面とは、表面ともいいます。界面(表面)とは、2つの性質の異なる物質の境界面のことです。 2つの混じり合わない物質の間には、必ず界面が存在します。

例えば、洗濯中の洗濯機の中を考えると、水と空気の界面、水と汚れの界面、水と衣類の界面、汚れと衣類の界面、洗濯槽と水の界面、 のように、たくさんの界面が存在しています。界面活性剤とは、このような界面に働いて、界面の性質を変える物質のことを言います。

水と油は、混じり合わないものの代表。 混じり合わない水と油の間には界面が存在していますが、界面活性剤は、この界面に働いて界面の性質を変え、水と油を混じり合わせることができるのです。

面活性剤は数多くの機能を発揮するために分子設計され、大きく分けて4つのタイプが存在します。それぞれ水に溶けた時に、電離してイオンとなるイオン性界面 活性剤が3タイプあり、イオンにならない非イオン界面活性剤の1つとで合計4つのタイプがあります。またイオン性界面活性剤の3つのうち、水に溶けた場合 のイオンの種類により、陰イオン界面活性剤、カチオン界面活性剤および両性界面活性剤に分類されます。

陰イオン界面活性剤
水に溶けると、親水基部分が陰イオンに電離します。昔から石けんなどに使われており今でも合成洗剤に利用されていて、全界面活性剤の約半分の利用量となっています。

陽イオン界面活性剤
水に溶けると、親水基部分が陽イオンに電離します。石けんとは逆のイオンなので、逆性石けんと呼ばれたりします。負(マイナス)に帯電している固体の表面にくっつき、柔軟・帯電防止・殺菌などの性質があるので、リンス・柔軟仕上げ剤・消毒剤などに利用されます。

両性界面活性剤
水に溶けると、アルカリ性のところでは陰イオン界面活性剤の性質、酸性のところでは陽イオン界面活性剤の性質を示します。起泡性・洗浄性を高めるために利用されます。

非イオン界面活性剤
水に溶けてもイオン化しない親水基を持っていて、水の硬度や電解質の影響を受けにくいので、他の界面活性剤と併用できます。この性質があるので、最近は非イオン系界面活性剤を使うことが増えています。

非イオン界面活性剤は一般に、人体への毒性が低いことや、他のイオン性界面活性剤との相性が良いことが特長です。
代表的な非イオン界面活性剤には、グリセリン脂肪酸エステル(皮膚をしっとりしなやかにし、柔軟性のある皮膚を保つ)や、テトラオレイン酸ソルベス -40(植物由来のオレイン酸を使用し、すぐれた乳化力をもつ)、ポリソルベート40(優れた乳化作用を持つ)、オレフィンスルホン酸Na(皮膚への刺激 が少なく高い洗浄力がある)などがあります。

最近では、食品にも使用されることがあるといった安全性の高さから、非イオン界面活性剤を使用した化粧品が増えてきています。 欠点の少ないクレンジングを選ぶなら、非イオン界面活性剤を使用した製品が正解です。

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